迷子だった私
今の状況になるまで、私は私自身に疑問を感じるようなことは有りませんでした。生きにくいなぁ〜って、何となくは思っていても、それが私なんだから仕方ないって、向き合うことを避けていたのかもしれません。そんな私を認めたくなかったから…。
私には一つ半下の弟がいます。
物心ついた時から、「あなたはお姉ちゃんなんだから」と言われ続けていた気がします。そう言われても、まだまだ私だってお子ちゃまです。よく分からないけど、私は良い子でいなきゃいけないんだって、日々刷り込まれて、良い子で、良い生徒で、良い友達で、良いパートナーで、良い部下で同僚で…、良い子でいることが私の軸になっていったように思います。良い子でいるには、周りの期待に応えないといけません。他人の目でしか自分を測れず、むしろ誰よりも厳しい目で私を見ていたのは私自身だったのかもしれません。どうして、こんな事が出来ないの?どうして皆んなの気持ちに応えられないの?どうして、どうして…??
私は迷子になってしまいました。森の奥の奥まで踏み込んでしまって、私を見つけることも出来ません。
迷子になっていることに気付いた今は、一生懸命に私を探して、そして、出口を見つけてあげることに取り組んでいます。
いつか、太陽の光を見つけられると信じて。